マジック

それでもスプーンは曲がる

ニセ科学好きの今日の読了本はこれ。 超能力番組を10倍楽しむ本作者: 山本弘出版社/メーカー: 楽工社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 56回この商品を含むブログ (45件) を見る おとうさんが子供たちに、スキがいっぱいツッコミどころ…

ポップアートの第一人者

しかけ絵本の第一人者の作品展示会だけあってパンフレットもポップアート。 『不思議な国のアリス』からの1ページを抜き出し、それがパンフレットになっていた。 * * * 西武池袋本店イルムス館2階の西武ギャラリーで行われている『ロバート・サブダ しかけ…

本日のマジック雑感

本日、ニンテンドーDSの「マジック大全」発売。 マジック用具メーカーのテンヨーが全面協力。 サイトを見ると以前テンヨーから販売されたWindows98のソフト「サイバーマジシャン/デジタル・イリュージョン編」と「サイバーマジシャン電脳手品師「デジタル…

いちごを金に

フジTV19時からの『マジック革命!セロ!』を見た。 この形のマジック番組ではセロの番組が頭一つも二つも抜けている。 テレビ東京時代のネタをそのまま使っているものもあったのだがさらに一ひねりしていてあいかわらずおもしろい。 マニアから見ると、…

もう一度ミスディレクション談義

本日の日本テレビ『世界一受けたい授業』の1番めの講義は立教大学文学部心理学科教授の芳賀繁、「人はなぜミスを犯すのか?ヒューマンエラーの謎」。 テストとして見せられたのがアメリカの認知心理学者の権威ナイサー博士が作ったビデオ。 ああ、これは先…

ミスディレクション理論を説明することは・・

4月8日、9日に箱根で行われたクロース・アップ・マジック・コンベンションのゲスト、ジーン・松浦氏はスライディーニの研究家だ。 トニー・スライディーニTony Slydini (1901-1991) はダイ・ヴァーノンDai Vernon (1894-1992)(プロフェッサー)と並ぶ現…

マジェイア

ポール・ギャリコ『ほんものの魔法使』(Paul Gallico 「The Man who was Magic」、1966年作品)(矢川澄子訳 ちくま書房 ちくま文庫 2006年2月10日発行 定価¥780)を購入。 世界中の奇術師が集う町マジェイア。 ある日現れた旅人が数々の不思議を見せる。 …

うちわ

二川滋夫さんの本『基礎からはじめるコインマジック』(東京堂出版 2006年1月30日発行 定価¥1,800+税)の出版記念パーティに行って来た。 場所は新横浜の新横浜国際ホテル。 おみやげはサイン入りの本とうちわ。 パーティの名が『出版記念うちわの会』とい…

True Magic Vol.2

アルド・コロンビーニAldo Colombiniの新しいDVD、香港に招かれて撮った「True Magic Volume2」(http://www3.magictone.com/draft/template/aldo_promote.htm)を見ているところ。 カード・マジックが主。 コロンビーニのカード・マジックはマニアには物足…

ゾウはなかなか消えない

この本が翻訳されるとは思わなかった。 翻訳されないと思い原書買ったのに。 しかも最初のほうしか読んでないし。 でも、めでたいかぎり ジム・ステインメイヤー『ゾウを消せ 天才マジシャンたちの黄金時代』(飯泉 恵美子訳 河出書房新社 2006年2月17日発売…

エルムズレイのこと、その1

20世紀最高のカードマジック・クリエーターの1人アレックス・エルムズレイAlex Elmsleyが1月8日に亡くなった。 享年76歳。 数々のすばらしい作品を残してくれたエルムズレイ。 今頃はジャック・エイビスJack Avisたちと天国でカード・マジック見せ合…

そんなのだいたい分かるさ

「今どきは糸なんて使わない」 「使うとしたら、○○○○と□□□□□」 これは森博嗣『Φは壊れたね』の中での密室トリック論議の中での西之園萌絵の言葉。 (○○○○や□□□□□にはちゃんと言葉が入っている) 森博嗣はマジックのトリックについてある本の中で「だいたい分…

Effect is everything

テレビ朝日11月12日(土)19時〜22時の『超進化!天空の魔術師・HIRO 奇跡の四次元ストリートマジック』は、やりたい放題のマジック番組でとてもおもしろかった。 この形のマジック番組はアメリカのデビッド・ブレインが始め(最初の頃のアドヴァイ…

前の席に座るとカードをひくことになる

奥泉光『モーダルな事象』(文藝春秋 本格ミステリ・マスターズ 2005年7月10日発行)を読んでいる。 なかなか終わらない。 饒舌なのだ。 まるで18世紀のイギリス小説、例えばローレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』(岩波文庫)を読んでいるよ…

ミスディレクションについてわかりやすく

大型古書チェーン店の百円棚で高木重朗『魔法の心理学』(講談社 講談社現代新書 1985年8月20日発行)を見つけたので買った。 1992年4月13日の11刷(1992年当時定価¥600)。 現在品切れ。 この本、いつ品切れになったのだろう。 つい5・6年前まで新刊本屋…

復刊本のほうが見やすい

復刊した松田道弘『クロースアップ・マジック』(ブッキング 2005年7月20日発行 定価¥2,625)を本屋の店頭でみかけた。 単行本サイズなので文庫版の『即席(クロースアップ)マジック入門』(ちくま文庫)よりも絵が見やすい。 これは、文庫版をもっている…

マジックのテクニックを本だけで学ぶのは難しい

昨日の<「同じテクニックができるようになる」までがなかなか難しくて>の続き。 コイン、スポンジボールなどを使ったトリックを行うには必ず習得しなければならないテクニックがある。 それは、それらの物を手に握って消すテクニック。 松田道弘『クロース…

クロース・アップ・マジック入門

松田道弘『クロースアップ・マジック』が復刊ドットコムつまりブッキング社から復刊される。 定価¥2,625。 この本でクロース・アップ・マジックを覚え始めた人間にとって思い入れのある本であり今回の復刊はうれしい。 元々は金沢文庫から1974年に出た本で…

マニアだったとは

吉村達也がマジックをするとは知らなかった。 吉村達也『マジックの心理学−推理作家による謎解き学』(角川書店 角川oneテーマ21 2005年7月10日発行 定価¥724+税)を購入。 15分ほど斜め読みしただけなのだがまずわかることは「この人、マニアだ。特にク…

2005年の厚川賞パーティ

今年2005年の厚川昌男賞パーティは10月9日ごろにおこなわれるらしい。 厚川昌男、本職が紋章上絵師であり、推理作家である泡坂妻夫さんの本名。 「泡坂妻夫」は「厚川昌男」=「ATUKAWA MASAO」のアナグラムとなっている。 推理作家として熱烈なファンをもつ…

John bannon『Dear Mr. Fantasy』を購入

ジョン・バノンJohn Bannonの久しぶりのカード・トリックの本『Dear Mr. Fantasy』(2005年発行)を購入。 前作『Smoke & Mirrors』以来13年ぶりの著作だ。 ジョン・バノンのカード・トリックは、難しいテクニックが不要で、でも巧妙な騙しのテクニックがい…

パケットに焦点を

東京堂出版(http://www.tokyodoshoten.co.jp/)の2005年7月刊行予定のマックス・メイブンMAX MAVEN著『パケット・トリック』(予価¥3,600)は『Focus』のこと。 マックスおじさんがフィル・ゴールドスタインPhil Goldstein名義で考案したカードトリックの…

その3:新・箱根クロースアップ祭(第13回)レポート

新・箱根クロースアップ祭に参加するとマジックグッズがおみやげにもらえる。 と言ってもマジックのネタそのもではなくマジックの素材となるもの、がである。 これをどのように使うかは各自自分で考えてみよう、というわけだ。 今年はトランプ。 裏の色が緑…

その2:新・箱根クロースアップ祭(第13回)レポート

ハウダニットの謎解きミステリのトリックは「なになにもの」と分類できるものがある。 例えば「密室もの」だとか「アリバイ破りもの」だとか。 マジックのトリックも「なになにもの」と分類できるものがある。 『Oil and Water』もその一つ。 コンセプトは誰…

その1:新・箱根クロースアップ祭(第13回)レポート

最後まで書こうと、毎年思いながらいつも尻切れトンボで終わってしまう「新・箱根クロースアップ祭」のレポート。 今回は最後までなんとか書き続けようと考えている。 レポートを始める前に、まず「新・箱根クロースアップ祭」とは何かを書いておこう。 * * …

『第13回新・箱根クロースアップ祭』

4月9日(土)、4月10日(日)の二日にわたって行われた『第13回新・箱根クロースアップ祭』に参加した。 日本で唯一のクロース・アップ・マジックのみのマジック・コンベンション。 とても充実した二日間を過ごすことができた。 今回はしっかりレビュ…

「『クラシック・パス』についての疑問」

今、カード・マジックを趣味にしている人たちにとって話題のDVD『ふじいあきらのカードマジック事典アンソロジー』(78分、ポニーキャニオン 2005年3月16日発売 定価¥3,990)を買った。 100種類以上のカード・マジックが収められている『カードマジック…

Paul Curry「Magician's Magic」 

アート、科学の本を多く出している出版社Dover(http://store.doverpublications.com/)は「Dover Books on Magic」と銘打ってマジックの本も出している。 カール・ファルブスKarl Fulvesが書いているSelfworking Magicのシリーズや古いマジック本の復刻本な…

マジシャンが書いた新邦訳ミステリ

昨日本屋の店頭で見かけ、それで知った。 マジシャンのジェイムズ・スウェインJames Swainが書いたミステリの邦訳が出た。 『カジノを罠にかけろ』(James Swain「Grift Sense」2002年作品、文藝春秋 文春文庫 2005.3.10発行 定価¥810)だ。 日本への初紹介…

奇術専門誌『GENII』2005年3月号の特集はRafael Benatar

アメリカの奇術専門誌『GENII』2005年3月号の特集はスペインのクロース・アップ・マジシャンのRafael Benatar。 Benatarはベナターと読むのだろうか。 ライブパフォーマンスを見たことは無いのだがA−1かL&Lのどちらだったか忘れたがどちらかで2巻ほど…