マジック

DVD「Sal Piacente's Expert Card Magic Lecture Notes」鑑賞中

この頃少しずつ見ているマジック・レクチャーDVDは『Sal Piacente's Expert Card Magic Lecture Notes』。 DVD2巻セット 本日Vol.1を見終わった。 Vol.1ではかなりのカードエキスパートでないと実演できないような現象を5つ演じているのだがその解決…

「映像の魔術師を動かしたのは?」

NHK−BS2毎週日曜日9時はその週に放映する映画をクイズ形式で紹介する『映画ほど!ステキなものはない』 22日火曜日20時からの衛星映画劇場はサスペンス映画の傑作『第三の男』(The Third Man、1949年イギリス作品)。 それにちなんでのクイズが…

ミステリの中のマジック・シーン 第二回

2004年話題になったミステリを読んだ。 その中でマジックシーンがあったので久しぶりに第二回を。 ●乾くるみ「イニシエーション・ラブ」 原書房 ミステリー・リーグ 2004.4.5発行 定価¥1,600+税 話は始まったばかりの18ページめ、合コンの席で登場人…

マジック好きの推理作家H.K.氏とY.T.氏とは?

プロ・マジシャンのヒロ・サカイさん(テレビ番組では最近「HIRO」の名で出演されていることのほうが多い)が、2005-02-12の日記に「推理作家のH.K.氏とY.T.氏に」会われたこと、お二人ともマジック好きで「特にY.T.氏はマニアの域に達している」と書い…

ミスディレクション−マジックとミステリ

マジックには2つのミスディレクションがある。 (このあたりは高木重朗さんの『魔法の心理学』(講談社現代新書)や『トリックの心理学』(講談社現代新書)からの受け売り) * * * * 1つは物理的ミスディレクション。 舞台のマジシャンが突然「あっ」と叫…

プレゼンテーションの名の下に作られる退屈な時間

番組の中で、海外マジック番組のダイジェストをときどき放映するたけし・所ジョージ・楠田枝里子司会の日本テレビ『世界まる見え!テレビ特捜部』(毎週月曜日、20時から)。 2005年1月31日の放送でイリュージョン・マジックを放映していた。 登場…

マジシャンは何を見せるのか

海外の月刊マジック専門雑誌『MAGIC』の2005年1月号に興味深い文章が載っていたのでご紹介。 マジックの本・DVD・トリック商品を毎月レビューしているクロース・アップ・マジシャンであるマイケル・クローズMichael Closeが、マジック・レクチ…

2004年に亡くなった海外マジシャン

海外の月刊マジック専門雑誌『MAGIC』の最新号(2005年1月号)に昨年2004年に物故したマジシャンの名前が載っていた。 その中からクロース・アップ・マジックのマジシャンの名前を挙げると、 ジャック・エイビスJack Avis、1月8日、80歳 デリッ…

少年マジシャンを主人公にした海外ドラマ

海外の月刊マジック専門雑誌『MAGIC』の最新号(2005年1月号)に、Disney Channelが少年マジシャンを主人公にしたオリジナルドラマ『Now You See It』を、1月14日にアメリカで放映した、との記事が載っていた。 単発ものなのかシリーズものなのかよ…

レイモンド・スマリヤン「天才スマリヤンのパラドックス人生」

レイモンド・スマリヤン「天才スマリヤンのパラドックス人生」 (Raymond Smullyan 「Some Interesting Memories : A Paradoxical Life」2002年作品) 講談社 高橋昌一郎訳 2004.11.15発行 定価¥1,800+税 論理学者、数学者、音楽家、大学教授、クロース・…

「THE PINOCHLE TRICK」

日本映画専門チャンネル今月のスペシャル番組の一つが「24時間まるごと“元祖名探偵・明智小五郎”」 その中の『黒蜥蜴』を見た。 監督が井上梅次、明智小五郎に大木実、緑川夫人(つまり黒蜥蜴)に京マチ子。 1963年の作品だ。 江戸川乱歩の原作に沿っ…

「マジック『首のない女』」

クレイトン・ロースンの『首のない女』(「The Headless Lady」1940年作品、上野景福訳 東京創元社 世界推理小説全集68 1958.9.30発行)は絶版であり古書高価本なので読んだ人はたぶん少ない。 ではミステリ好きは読んでおいたほうがよい本かと言えばそう…

ノーマン・ギルブレス・レクチャー(2004.10.30)その1

マジックランド(東京・茅場町)で行われたノーマン・ギルブレスNorman Gilbreathのレクチャー(18時半開始で2時間ほどのレクチャー)記録その1。 日本に来たのは観光が主目的(奥様ご同伴)なのだが、せっかくだからとマックス・メイビンMax Mavin(ま…

マジックのメカニック

クロース・アップ・マジック好きのミステリ作家・殊能将之が10/19日記に、マギー司郎の演じる縦縞のハンカチを横縞に変えるマジックと、マジシャン・ムッシュ・ピエールの演じる同様のしかし方法・現象が異なるマジックとを比較して、マジックのトリックと不…

ある人生「浮かれの蝶」

昨日(2004-10-17)23時10分からのNHK総合「NHKアーカイブズ」の後半は1968年(昭和43年)5月4日 放送の『ある人生「浮かれの蝶」』。 手妻「浮かれの蝶」受け継ぐ三代目帰天斎正一の誰にこの芸を受け継がせるか悩む姿を描いたドキュメンタリー。 とて…

「前田知洋…奇跡の指先」一言メモ

本日の日本テレビ21時からの『スーパーテレビ特別版 「世界一の超トリックあなたは見破れるか・前田知洋…奇跡の指先最新作クロースアップマジックを独占公開」』はとてもおもしろかった。 詳しい感想は後で書くことにして本日はメモ書き程度で。 ○前田さん…

難しいといきは形を変えてみようじゃないか

「困難を分割せよ」、という言葉がある。 大方の謎解きミステリ・ファン、特に不可能犯罪ミステリ・ファンは、この言葉を「ミステリ・マガジン」(早川書房)に連載していた松田道弘の『とりっくものがたり』(筑摩書房 ちくまブックス 1979.5.25発行、文庫…