マジシャンが書いた新邦訳ミステリ

 昨日本屋の店頭で見かけ、それで知った。
 マジシャンのジェイムズ・スウェインJames Swainが書いたミステリの邦訳が出た。

 『カジノを罠にかけろ』(James Swain「Grift Sense」2002年作品、文藝春秋 文春文庫 2005.3.10発行 定価¥810)だ。

 日本への初紹介は『ミステリ・マガジン2002年11月号(No.561)』の海外ハードボイルド情報。

 初紹介から3年後の邦訳である。

 本作はトニー・ヴァレンタインのシリーズ第1作。
 トニー・ヴァレンタインはイカサマでカジノから金を騙し取ろうとしたギャンブラーたちを数多く逮捕してきた経歴を持つ元警官でその経験を見込まれ全米各地のカジノ相手に保安コンサルタントを営んでいる。

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 ジェイムズ・スウェインはカード・マジックとカード・ギャンブルのテクニックに秀でたセミ・プロのマジシャン。
 本業は広告会社の経営者。

 このシリーズ、現在5作めまで出ているので本業は作家と言っていいのかもしれない

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 アメリカの作家は新作が出るたびテレビでプロモーションを行う。
 ジェイムズ・スウェインもそう。

 テレビに出演したときジェイムズ・スウェインが見せた抜群のテクニックを彼のサイトで見ることができる。

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カジノを罠にかけろ (文春文庫)

カジノを罠にかけろ (文春文庫)