ミスディレクションについてわかりやすく

　大型古書チェーン店の百円棚で高木重朗『魔法の心理学』（講談社　講談社現代新書　1985年8月20日発行）を見つけたので買った。
　1992年4月13日の11刷（1992年当時定価￥600）。
　現在品切れ。
　この本、いつ品切れになったのだろう。
　つい５・６年前まで新刊本屋で見かけていたような気がしたのだが、最近は大型古書チェーン店で見かけるのも珍しくなった。

　買ったのは、マジック仲間への普及用。
　特にマジックをし始めた人に読んでもらいたい本なのだ。

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　２章にわたってマジックにおけるミス・ディレクションとは何かを、マジックをしない人向けにもわかりやすく説明していて、それが本書の白眉。

　今ミスディレクションについてわかりやすく説明した本を新刊本屋で見つけるのは難しく、あえて言えばジェフリー・ディーヴァー『魔術師』なんだけれど、こちらは小説の中の１エピソードとして語られるので物足りないし説明不足。

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　講談社現代新書は昨年リニューアルしたので、そのとき品切れになっていた本の再販はたぶん無いのだろうなぁ。

魔法の心理学 (講談社現代新書 (784))