2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カー作品をジャケ買い 

久しぶりに古本を数冊買った。 1冊はこの本。 カーター・ディクスン『ユダの窓』(Carter Dicson 「The Judas Window」1938年作品、砧一郎訳 早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫1978.3.31発行 1978年当時定価¥440 古書値¥400) 持っていなかった依光隆カバ…

F.W.クロフツ作品を初めて読む方へ

参加しているミステリ読書人の集まるメーリングリストの中で、「クロフツの『樽』の新訳が出ましたね、未読なんですが読んでおいたほうがいいのですか」と質問がありいくつかやりとりがあった。 ここに書いた文章はそのときのものを書き直したもの。 クロフ…

「映像の魔術師を動かしたのは?」

NHK−BS2毎週日曜日9時はその週に放映する映画をクイズ形式で紹介する『映画ほど!ステキなものはない』 22日火曜日20時からの衛星映画劇場はサスペンス映画の傑作『第三の男』(The Third Man、1949年イギリス作品)。 それにちなんでのクイズが…

ミステリの中のマジック・シーン 第二回

2004年話題になったミステリを読んだ。 その中でマジックシーンがあったので久しぶりに第二回を。 ●乾くるみ「イニシエーション・ラブ」 原書房 ミステリー・リーグ 2004.4.5発行 定価¥1,600+税 話は始まったばかりの18ページめ、合コンの席で登場人…

上遠野浩平『禁涙境事件』

上遠野浩平『禁涙境事件 some tragedies of no-tear land』(講談社 講談社ノベルス 2005.1.10発行 定価¥920) 上遠野浩平のSFミステリ「事件」シリーズの4作め。 竜が棲み魔道師が操る魔法で支配される世界でおこる事件を解き明かすのは仮面をつけた戦…

マジック好きの推理作家H.K.氏とY.T.氏とは?

プロ・マジシャンのヒロ・サカイさん(テレビ番組では最近「HIRO」の名で出演されていることのほうが多い)が、2005-02-12の日記に「推理作家のH.K.氏とY.T.氏に」会われたこと、お二人ともマジック好きで「特にY.T.氏はマニアの域に達している」と書い…

ドラマ版『射ちょう英雄伝』第11話、第12話

チャンネルNECO放映中の『射ちょう英雄伝』、2005-02-11(金)放映は第11話「二人の父」と第12話「別離」。 * * * * 第11話は郭靖と黄蓉が完顔洪烈の宮殿に薬を盗みに入る話がメイン。 見所は歩けないので郭靖に背負われた梅超風が欧陽克たちと戦う場面…

ミスディレクション−マジックとミステリ

マジックには2つのミスディレクションがある。 (このあたりは高木重朗さんの『魔法の心理学』(講談社現代新書)や『トリックの心理学』(講談社現代新書)からの受け売り) * * * * 1つは物理的ミスディレクション。 舞台のマジシャンが突然「あっ」と叫…

別冊宝島1117号『大沢在昌特集』

宮部みゆき、京極夏彦と続いたのでそのうち出るだろうと待っていたムックが出た。 別冊宝島1117号『ALL ABOUT大沢在昌―大沢在昌全面協力』(宝島社 2005.3.1発行 定価¥1,365) 大沢在昌が初めて新人賞に応募した佐久間公の第1作『レスリーへの伝言』の…

はてな日記を始めました

自サイトのはてな版を作ることにした。 本日より更新開始。 あたらしい日記を更新しながら過去日記も本家サイトのほうからひっぱってきておいおいと更新していくつもり。

金庸『射都英雄伝』全5巻を一気読み

金庸『射都英雄伝』全5巻を一気読み。 土曜日の夜から日曜日は一日中かかり全巻読んだ。 金庸の作品は読み始めると止まらないから困る。 おもしろいからそれはそれでいいのだけれど。 感想はそのうちに。

金庸『射ちょう英雄伝 第1巻 砂漠の覇者ジンギスカーン』

金庸『射ちょう英雄伝 第1巻 砂漠の覇者ジンギスカーン』(1957年作品、徳間書店 金海南訳 1999.7.31発行 定価¥1,700+税)を読み始めた。 DVDでは無く原作本を読むことにした。 第1巻はドラマ版第10話の途中まで。 * * * * * 雪の一夜が二人の義兄…

チャンネルNECO放映中『射ちょう英雄伝』も第9話に入り

チャンネルNECOで放映中の『射ちょう英雄伝』。 第9話になり中心人物となる郭靖、黄蓉、楊康、念慈が勢揃いしてますますおもしろくなってきた。 郭靖、黄蓉の危機にそろそろ物語りの発端となった丘処機に再登場してもらいたいところだ。 次回が待ち遠し…

上遠野浩平『しずるさんと底無し密室たち』

上遠野浩平『しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World』(富士見書房 富士見ミステリー文庫 2004.12.15発行 定価¥540) 二人の少女の会話を楽しむ「しずるさん」シリーズ2冊めのミステリ短篇集。 今回の短篇はすべて…

エド・マクベイン『歌姫』

エド・マクベイン『歌姫』(Ed Mcbain『The Fruimious Bandersnatch』、2004年作品)(早川書房 山本博訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 2004.12.31発行) 新人歌手ターマーの誘拐事件が87分署内で発生した。事件が報じられるやターマーの曲は大ヒットとな…

プレゼンテーションの名の下に作られる退屈な時間

番組の中で、海外マジック番組のダイジェストをときどき放映するたけし・所ジョージ・楠田枝里子司会の日本テレビ『世界まる見え!テレビ特捜部』(毎週月曜日、20時から)。 2005年1月31日の放送でイリュージョン・マジックを放映していた。 登場…