マジシャンは何を見せるのか
海外の月刊マジック専門雑誌『MAGIC』の2005年1月号に興味深い文章が載っていたのでご紹介。
マジックの本・DVD・トリック商品を毎月レビューしているクロース・アップ・マジシャンであるマイケル・クローズMichael Closeが、マジック・レクチャーDVDの一つを紹介した文章の中の言葉。
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彼のパフォーマンスはテクニックを見せているようにみえる。
たぶん、彼の手順を見た一般の人(およびマジシャン)は、「なんて不思議なんだろう」では無く、「どんな風にしてやっているのかまったくわからない」と思うだろう。
何を見せるかで観客の反応は違ってくる。
以前サイモン・アロンソンSimon Aronsonが私に言った言葉をここに繰り返しておく。
『見ている人たちが、どのようにして行われたのかまったくわからないと感じることと、この世では起こりえないことが起こっていると理解すること、の間には大きな違いがある』
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『』内を原文で書くと以下。
"There is a world of difference between a spectator's not knowing how something is done and his knowing that it can't be done."
アメリカの奇術専門誌「MAGIC」2005年1月号