ノーマン・ギルブレス・レクチャー(2004.10.30)その1


 マジックランド(東京・茅場町)で行われたノーマン・ギルブレスNorman Gilbreathのレクチャー(18時半開始で2時間ほどのレクチャー)記録その1。

 日本に来たのは観光が主目的(奥様ご同伴)なのだが、せっかくだからとマックス・メイビンMax Mavin(またの名フィル・ゴールドスタインPhil Goldstein)に勧められてマジックランドでレクチャーをすることになったらしい。

 海外でのマジックコンベンションではときどき顔を出したまにレクチャーをすることがはあるらしいのだが日本でのレクチャーは初めてのこと。
 当日は名古屋から来られている人も2〜3人いた。

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 ギルブレスはマジックを職業としているわけではない。
 本業はコンサルタント会社の社長。
 プロのパフォーマー・クリエーターではないのだが、マジックの世界ではそのすぐれた創造性から数々の賞を受けている。

 マジック暦は長く50年ほど。
 なんと、石田天海にも会ったことがあるとのこと。

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 余談だが、そのときその場で出た話題を。

 現在の日本のマジック界で若い人には石田天海の名はあまり知られていないとのこと。
 若い人の中では高木重朗さんの名前も知らない人も多いらしい。

 海外では優れたパフォーマー、クリエーターはの名は代々伝わっていくが日本ではそうでない。
 どちらが良いどちらが悪いというわけではないのだが、この違いはどこから来るのだろうか。

 で、ギルブレスの話に戻すと。

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 ギルブレスの名前をマジック界に知らしめたのは、なんと言ってもカード・マジックのリフルシャッフルにおける『ギルブレスの原理Gilbreath Principle』。
 カード・マジックにかぎらずメンタル・マジックの分野でも使われていてその応用範囲は広い。

 カード・マジックにおいて重要な原理でありネタバレになってしまうので説明はしないがとても優れものの原理なのである。


(この項、つづくかどうかわからない)