2005-04-18から1日間の記事一覧

解説としてはいかがなものか?

この青い鳥文庫版『三幕の悲劇』の解説で数藤康雄が 「とちゅう退屈な部分がないこともない作品ですが最後まで読みとおしてくださいね」 と書いている。 退屈か退屈でないかは読む人で違う。 また、「クリスティには退屈なところがある」と青い鳥文庫でクリ…

青い鳥文庫版のクリスティ

青い鳥文庫版のアガサ・クリスティはどれも読みやすい。 ミステリ・マガジンの元編集長で評論家・翻訳家の各務三郎が『はじめて話すけど』(フリースタイル 2002年7月発行)の中で、大人向けミステリを子供向け本で完訳するのは大人向け本の完訳より技術がい…

月に一度のクリスティ

今月は『三幕の悲劇』(Three Act Tragedy、1935年作品) 講談社青い鳥文庫版『三幕の悲劇』(花上かつみ訳 2004年8月15日発行 定価¥760)で読んだ。 毎度同じく今回も話の内容をすっかり忘れていたので楽しめた。 クリスティには殺人の動機がミスディレク…