『姑獲鳥の夏』
映画『姑獲鳥の夏』を見てきた。
実相寺昭雄が『怪奇大作戦』のノリで撮った京極ワールド。
かなり楽しめた。
上映時間133分が苦にならなかった。
でも、これは見る人によって賛否両論分かれそう。
実相寺好きならたぶん楽しめるはず。
○あの分厚い作品を2時間少しにまとめるのだから細かいところは省略せざるをえない。
よって説明不足のところがある。
説明しないことで怪しい雰囲気を出しているということもあるのだが。
○京極堂の妹中禅寺敦子役の田中麗奈がキュート!
作品のイメージといちばん合った配役。
○スクリーンで原田知世を見るのは久しぶり。
『時をかける少女』のエンドローグでノックアウトされた世代としては彼女の姿を見ることができて単純にうれしい。
○榎木津礼二郎役の阿部寛はもっとはじけた演技をしてもよかったのではないか?
○近年のミステリ作品の中で一番読者をイライラさせる関口巽は映画の中でもイライラさせる。
まっすぐ立っててくれ。
○京極堂=中禅寺秋彦役の堤真一と、木場修太郎役の宮迫弘之。
一番いちゃもんつきそうなのがこの配役。
これはこれでいいのではないでしょうか。
○京極堂の妻役と関口巽の妻役。
二人とも出番はほんの数分だけだがいい感じを出していた。
○作者本人も出演している。
京極夏彦はたぶんダイエットをしたほうがいいのだと思う。
それともあれはそういうふうに見えるようメイクアップしているのか?
○パンフレットを買った。
帰りの本屋で別冊宝島の特集と講談社のオフィシャル・ブックを見かけた。
パンフレット(定価¥700)の内容はこの2冊にそのまま載ってるやん。
○第2弾はあるのか?
微妙だ。
でも撮られることがないだろうなと思っていた『陰陽師2』が撮られた例もあるし。
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