魔法の杖

 「ROM no.123」はジョン・バカンの特集。

 邦訳のあるバカンの作品で読んでみたいのだがなかなか手に入らない作品がある。

 それは『The Magic Walking Stick』
 邦訳名は『魔法の杖』(版によって『まほうのつえ』だったり『魔法のつえ』だったりする)(講談社
 ジョン・バカンが書いた子供向けファンタジーだ。

 知ったのは和田誠『物語の旅』(フレーベル館 2002年1月発行)で。
 念じただけで行きたい場所にどこでも行ける魔法の杖をひょんなことから手に入れた少年の冒険ファンタジーらしいのだ。

 和田誠がとても楽しく話しているので読みたくなったのだが、これがなかなか手に入らない。

 最後に出版されたのは1972年ごろらしく、それならば少年向け読み物だから30年ぐらい前の本ならば図書館にあるだろうと検索すれば国会図書館ぐらいでしかヒットしない。

 「ROM」の特集では直接『魔法の杖』には触れていないのだがピーター・へイニングが1991年に編んだバカンの怪奇小説短篇集に『魔法の杖』短篇版が収録されているとレビューがあった。
 買ってみようか。


(トランプの「スペードのエースにナイフ」の絵柄が気に入ったので載せてみた)
  ↓

John Buchan's the 39 Steps (Cbc Stage Series, 8)

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