蔵書紹介その11「雑誌 幻影城」
雑誌『メフィスト』(講談社)今月号に有栖川有栖台湾行きのエッセイ、雑誌「幻影城」島崎博編集長に会う、が載っているという話をきいて本日はこれ。
『雑誌 幻影城』の創刊号(1975年2月号)から1年分。
最初の頃の表紙絵はおどろどろしい。
1976年に山野辺進の絵になりやっとカバーなしで雑誌を持ち歩けるようになる。
幼い日によくまぁこのような雑誌を定期購読していたものだ、と。
毎月届けられるこの雑誌を見て親はどう思っていたのだろう。
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最初の年では6月号の「ぷろふいる」特集と12月号の「ロック」特集が好きな号。
そして6月号では 天藤真の書き下ろし中篇『死神はコーナーにて待つ』に出会えた。
自分にとって「雑誌幻影城」とは天藤真に会わせてくれた雑誌である。