カーは・・・
トリノ・オリンピックの聖火台についた火は聖火ランナーが持ってきた火じゃなくて花火の火じゃないんかい、と誰かつっこまないかな?
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『SFが読みたい! 2006年度版』(早川書房 2006年2月15日発行 定価¥700+税)の池上永一インタビュウに『シャングリ・ラ』(角川書店 2005年9月23日発行)連載時の挿絵が載っているURLが書いてあったので見た。
いいではないですか。
何故単行本に載せなかったのか?
描いているのは『交響詩エウレカセブン』の吉田健一。
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ディクスン・カーの新翻訳作品『ヴードゥーの悪魔』(原書房)を買い忘れてしまった。
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カーの本を買い忘れたので本日はカーのお話。
1年以上前のこと、クレイトン・ロースンのことをインターネットで調べているときこんな言葉が検索にひっかかった。
「カーってゲイだった?」
これは本国版エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン、通称EQMMの読者フォーラムのトピックの一つ。
「カーってゲイだったんですよね。彼の作品のいくつかでそれをうかがうことができます。特に『火刑法廷』に顕著です」と名無し君がまずトピックを作った。
「そんなはずないじゃん」「カーの評伝を読んでごらんよ。そんなこと一つも書いて無いでしょ」「カーは結婚してるよ」と3人ほどのリプライの後、出てきましたこの人が。
それはダグラス・G・グリーン。
いわずと知れたカー研究の第一人者、『ジョン・ディクスン・カー―「奇蹟を解く男」』(国書刊行会 1996年11月発行)の作者だ。
発言は簡潔。
「違うよ、ゲイじゃないよ」
で、その次書き込んだ人の発言が迷言。
「何人かの人がクレイトン・ロースンと関係があったと言っているんだけど」
おいおいおい、と画面を見ながら思わず突っ込んでしまった。
(この箇所が検索にひっかかったわけ)
ダグラス・G・グリーンも「なぬ〜、誰だいそんなこと言ってるの。事実無根」とばっさり。
その後は的外れな発言があって盛り上がることもなくそのまま終息。
書き込んだ人の意図がわからず尻切れトンボで終わってしまった。
カーについてのどうでもいいお話でした。