なぜうけたのか

 『クライム・クラブへようこそ (植草甚一スクラップ・ブック18)』を本屋で見かけた。
 東京創元社の「クライム・クラブ」、「現代推理小説全集」の解説を収録した巻。
 これもいずれ買わなければ。

 全部読んだわけではないのだが、「クライム・クラブ」、「現代推理小説全集」は楽しんで読めたものもあれば楽しめなかったものもある。

 植草甚一の好みはわからないところがある。
 楽しめなかった作品に植草甚一はどのようなおもしろさを見つけたのだろうか。
 解説を読んでもそれがわからない。

 植草甚一ブームを同時代で経験していないのでそのブームが何故おこったのか知らないのだが「ある種のわかりにくさ」が「なんとなくかっこいい」とそれが受けたのかもしれない。