50年後は2009年
レイモンド・チャンドラーRaymond Chandlerが亡くなったのは1959年の3月26日。
著作権の保護期間は、作者の没後50年。
2009年になると、『おそらく各社がどっと新訳を出すだろうと言われている』と読んだのは吉野仁のサイトで。
誰が訳すだろうか、と真っ先に思い浮かぶのは村上春樹である。
新潮社か、文藝春秋、あるいは講談社から出るのだろうな、と思っていた。
まさか翻訳権を持っている早川書房が来年2007年に新訳を出すとは思わなかった。
http://opendoors.asahi.com/asahido/boston/002.html
翻訳するのは『長いお別れ』
今から楽しみである。
- 作者: レイモンド・チャンドラー,清水俊二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1976/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 89回
- この商品を含むブログ (231件) を見る
* * *
村上春樹が登場したとき、「レイモンド・チャンドラーの作風を日本語で書いている作家がいる」と言われていたそうだ。
* * *
村上春樹の翻訳と合うチャンドラー作品は、長篇では『長いお別れ』と『プレイ・バック』だろう。
あと、短篇がいくつか。
『大いなる眠り』や『高い窓』、『湖中の女』は合わないような気がする。
『かわいい女』は微妙だ。
なんとなくだけど。
『さらば愛しき女よ』は、さてどうだろう。
一見合いそうで、でも合わないような気がする。
これもなんとなくだけど。